肩こり、腰痛は脊椎全体の変化が関連しています。

 姿勢は加齢とともに変化していきます。個人差もありますが、変化の仕方には普段の生活での姿勢のくせや、筋力の衰えが大きく関与しています。何気ない座っている姿勢や、繰り返しの作業で、徐々に姿勢は変化していきます。

 日本は高齢化社会がすすみ、脊椎疾患が急速に増えています。高齢者になってから脊椎の大きな手術を避けるためにも、若いうちから脊椎、椎間板の変形、骨盤の傾きをチェックして、予防することがとても大切であると考えています。レントゲンをはじめ、脊椎周辺の筋肉(腹筋、背筋)のかたさや筋力低下、足や太ももの筋肉の柔軟性の低下を客観的に評価して、姿勢の改善につなげることが肩こりや腰痛の改善や進行予防に重要です。

 最近では、スマホや携帯ゲームの影響や運動量の低下により、脊椎の変化がより若年の中高生に起こってきています。股関節や膝などの痛みや怪我が多いお子さんなどは、脊椎との関連が指摘されるようになっています。

 当クリニックでは肩や腰の痛みで来られた患者さんをできるだけ全身の姿勢評価を行うことでトータルケアにつなげていけるように診療しております。将来の姿勢の変化を最小限に抑えるために、できることを今から始めてみましょう。

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